「未来の子供たちへ」
私たちは将来に何を残せるだろうか。大きな岐路に立っていると思えてなりません。人口減少と少子超高齢化が社会のかたちを根底から変えようとしています。札幌地下歩行空間の献血呼びかけプラカードには「全血液型不足」と書かれています。献血する若者が減り、高齢者医療で必要とする血液が増えているためです。近い将来、病気をしても輸血が受けられない事態が来るかもしれません。
輸血だけだはありません。旅客機の機長不足による減便、タクシー運転者不足、女子高の共学化、幼稚園の2歳児受け入れ、銀行の地方支店の削減、灯油配達の人出不足~~などなど人口減、少子高齢化の影響が起きています。神戸製鋼所や日産、スバルの不祥事も若手技能者不足など少子高齢化の影響があるように思えます。
国立社会保障・人口研究所が今春、発表した人口推計では2015年の人口1億2709万人は50年後の2065年は8808万人、30.7%減になるとしています。高齢化率は40%近くになり、少子化は止まりません。このように今まで経験したことがない事態が私たちの周りに起きています。パートナーズ会は北のシニアビジネス交流会開催を重ね、その果実として一般社団法人シニアビジネス支援機構を立ち上げました。今後は人口減社会にどう向き合って子どもたちに豊かな未来を残せるかを会のテーマとして考えていきたいと思います。